先日、菜園初めの手ほどきということで知人の家にお招きいただきました。
家庭菜園馬鹿と呼ばれてもおかしくないほど明けても暮れても畑のことばかり考えている私ですが、ようやく他人様の御役にたつことができて嬉しい限りです。
自分にとっては当たり前のことが、初心者にはまったく初めての出来事なんだなと実感する一日でした。
こういう経験は久しぶりです。
今回伺った家は築2年目のまだピカピカのお宅です。
草刈り後、少し土を起こしてみてPH計で酸度に問題ないことを確認。
いざ畝をたてようとしてスコップを踏んでみたら・・・固くて5~7cmしか刺さらない。
庭がトラックや重機の重みで踏みしめられた状態です。
まいりました。
仕方なくミニ耕耘機を使って表面の20cm~30cmを砕土しました。
大きな礫も出てきて結構大変でした。
幅130cmx長さ7mほどの畝を南北方向に立てて、ナス2株、トマト4株x2列、キュウリ3株、サトイモ5株を植えれるよう準備しました。
ナス、トマト、サトイモは我が家の余り苗・芋です。
ナスコーナーにはインゲン、トマトコーナーにはバジル、キュウリはシカクマメを混植します。
他にもオクラやヒマワリ、ペパーミントの種もシェアさせていただきました。
少し離れた未耕耘のエリアにはバターナッツカボチャを2点播きで3か所播種しました。
バターナッツは放任で育てていただきます。
今回2本畝を立てるつもりでしたが、時間の都合で1本しか用意できませんでした。
砕土が出来なかったスペースには、浅い作土でも作れる二十日大根やコマツナと、硬盤を崩すためにトウモロコシ(F1のスーパースイートコーン)を播くことを提案して帰ってきました。
何をどこに植えたか、この先どんな作業が必要か、必要な資材や追加の苗数など、説明しながら作業を進めますが覚えきれない様子・・・。そりゃぁそうですよね。
帰宅後、当日の作業内容と、直近で必要なモノ・作業をまとめたメモの画像をお送りしました。
今回一緒に作業したことで、「なんとなくこんな感じでやればいいのかな、っていうのが分かった」と言っていただけました。
当面必要なものが分かったので、ホームセンターに行って自分で選ぶ自信もついたようです。
ぜひ、ご家族のためにも、土づくりを続けて美味しい野菜を作っていただきたいです。
引き続き、芽欠きや土寄せの時期や方法についてサポートしていきます。
小さな菜園誕生の瞬間でした。
今回のレクチャーで伝えられた内容
- 道具(鍬、レーキ、三角ホー、ミニ耕耘機)の使い方
- 畝の立て方
- 接ぎ木苗が売っている理由
- 株間の取り方
- 混植のメリット
- 野菜くず、雑草の利用方法