限られた予算で少量多品種の種子を揃える!

家庭菜園に理解のある種屋さん

Posted by PLAO on Tuesday, October 11, 2022

種苗屋が扱うのは交配種

F1(雑種第1代)品種は目的をもって交配された雑種です。

[F1のメリット]

  • 病気に強い
  • 多収
  • 収穫時期が揃う
  • 手間いらず

[F1のデメリット]

  • 毎年、種を買わないといけない
  • 種苗会社の開発費が上乗せされるので、在来種に比べて割高

といった特徴や傾向があります。

一般的な種屋さんは、F1品種を取り扱います。
在来種・伝統品種と比べて単価が高く、流通量も多いからです。

農家さんは、不良品率を下げて確実に出荷したいので、F1品種を栽培するのが一般的です。
種屋さんも、注文あたりの購入金額が多い農家さんが好みそうな品種の種子を開発(または仕入れ)ます。

単価の安い固定種や在来種を少量しか購入しない家庭菜園家を相手にしても種屋さんは儲からないんです。
それでも、在来種・伝統品種を家庭菜園ユーザ向けに少容量で販売している種子屋さんはあります。

今回は、我が家がお世話になっている種子販売店をご紹介したいと思います。リベートは頂いていません。(笑)

伝統品種・固定種の種子を少量販売している店舗

たねの森

毎年カタログの更新が楽しみな種苗屋さんです。
海外のものも含めて、固定種・伝統品種を販売しています。
ユニークなところでは、シュタイナーが広めたバイオダイナミック農法の種子を販売しています。
初めて見たときは、「そんなおまじないで変わるんかい?」と思っていましたが、はっきりと育ちの違いを実感できます。
不思議です。

国華園

国内の在来種、伝統品種の種子の取り扱いがあります。
安く購入でき、内容量も多いです。
春・秋のシーズン前に種子を注文して、シーズンになると種子が送られてきます。
我が家は、大根や蕪などアブラナ科の種子をよく注文します。
10袋購入で送料無料なのもうれしい特典です。

信州山峡採種場

種類が限定されますが、在来種の取扱があります。
1品種110円~。同じ予算でも多品種を揃えられる楽しい種屋さんです。
八町キュウリ、松代一本ネギの購入でお世話になりました。

みづほ商店

1品種110円~で購入できます。
取扱は交配種がメインですが、シーズンで商品が入れ替わるので覗かせていただいています。
丸オクラ、ヒユナ、ツルムラサキ、空心菜など品種バラエティの少ない野菜で利用することが多い種屋さんです。
楽天店舗なので、ポイントが使えるのもうれしいです。

サッポロノウエン

北海道の在来種を扱っている種屋さんです。
八列トウモロコシの購入でお世話になりました。
札幌太ニンジンにも挑戦してみたい!
2023/03/14追記
WEBサイトを閉鎖されたようです。残念です。
一般に公開されている情報からの転記です。
〒064-0924 北海道札幌市中央区南24条西11丁目2−11
S.N.C サッポロノウエン
電話: 011-551-1811

高木農園

国内の固定種、在来種の取り扱いの多い種子屋さんです。
固定種、在来種が一覧で確認できるので便利です。
品数が揃っているので、作りたいものがあるときにはチェックする種子屋さんです。

つる新 種苗店

国内の固定種、在来種の取り扱いの多い種子屋さんです。
品数が揃っているので、作りたいものがあるときにはチェックする種子屋さんです。

ナチュラル・ハーベスト

輸入種子を販売している店舗さんです。
海外の伝統種の取り扱いも多く、見ているだけでも楽しいお店です。

世界の花の種

海外の野菜種子を販売している店舗さんです。
量は少ないですが1品種100円で購入可能なので、自家増殖のスターターとして利用させていただくことがあります。

マルシェ青空

珍しい植物の種子を取り扱っている店舗さんです。
ちょっと価格が高めですが、ホビーユース(趣味利用)として楽しめます。