家庭菜園のおすすめ道具
初めは鍬(くわ)よりも・・・
これから家庭菜園を始める方がホームセンターでまず手に取る道具は「鍬(くわ)」ではないでしょうか。
鍬はとても洗練された道具です。上から打ち込めば、てこの原理で土が起こせます。歯の横で畝を均せるし、土と平衡に動かせば草を削る道具としても使えます。
確かに1本あれば大概の作業はできるので必携アイテムのように感じられますが、これは1つしか道具が持てない条件での話です。
というのも、起こす作業ならスコップの方が楽だし、土を寄せる削る作業は鍬よりも三角ホーの方が使い勝手が良く、土を均すならレーキの方がきれいにならせるからです。 畑まで何キロも道具を抱えて行くのであれば1本の鍬を担いでいくのが煩わしくなくてよいでしょう。
もし、目の前が畑、あるいは畑までは車で移動するのであれば、鍬よりも、
- 剣先スコップ
- 三角ホー
- レーキ
3点の購入をおすすめします。
もし、鍬を買うのであれば重く刃が抜けにくいものがおすすめです。軽いと振り下ろしたときになかなか土中に入ってくれません。
自分のために他所の草刈り
次の段階のおすすめアイテムは、
- 草刈り機
- 防虫ネット
でしょうか。
自分の畑の中だけなら鎌で刈ったり三角ホーで削るだけでもよいのですが、慣れてきて心に余裕ができたころ、ふと周りを見渡すと見えてくるんです。
自分の畑 「以外」 の雑草が。
自分の畑はきれいにしたのに他から雑草の種や害虫が飛んでくる、と思った途端に心配と多少の怒りを感じます。
「雑草という名の草はない」と植物学者の牧野富太郎さんは言いましたが、自分のかわいい子供には良い友達に囲まれて欲しいのと思うのが親の心情。
そして、通る人の多い畔や貸農園なら駐車場や休憩所周り、畑に隣接した空地や休耕地の雑草を刈りたくなるんです。自分の精神的な安定のために(笑)。
防虫ネットは無農薬栽培ではよく使われています。とくにアブラナ科の栽培では段違いに虫害が減ります。
私の場合、(今年借りた松代の畑には一部掛けていますが)毎日通える環境であれば使いません。葉の表裏を目で見ていって卵や青虫を捕殺します。
防虫ネットを使わない理由は、
- 管理や土寄せでネットを動かすのが面倒
- 使った後の洗浄、片付けが面倒
といったネガティブな理由です。
それと、具体的な証拠はないのですが、あおむしを捕殺して死骸を葉上に放置しておくとそれ以降は青虫がつきにくくなる気がしています。
実際どうなんだろ・・・。希望的観測かもしれませんね。