草刈り後の雑草は立派な資源

刈草を有効活用する

Posted by PLAO on Sunday, October 2, 2022

草刈りの時期と頻度

雑草が生えてくると、その雑草を食べる虫や雑草に卵を生む虫、住処にする虫など虫が増えてきます。
また、日当たりや風通しが悪くなるため、栽培している野菜の生育に悪影響を及ぼします。
根圏が競合して栄養の取りあいになることもあるでしょう。

毎日通って除草ができればよいのですが、畑まで距離のあり我が家の環境ではそうはいきません。
我が家の場合、初夏の植え付け前、植え付け後、初秋の植え付け前の3回~4回は時間をかけて除草することにしています。
雑草はこぼれ種でどんどん増えていくので、種が付く前に草刈りするのがポイントです。

草刈りに使う道具

草刈りに使う道具は、

  • 草刈り機

です。

初めて借りた畑は10坪弱の広さだったので鎌で草刈りをしていました。
借りる面積を広げたときに鎌では時間がかかりすぎ、ひどい腰痛になったので、草刈り機の購入を検討しました。
私が検討したポイントとしては、

  • 普通車で携行するので2分割にできる
  • 紐、刃の交換ができる
  • 宅内保管なので(油汚れのない)電気式

のものを探しました。 長く使うものですので、ご自身の目的を明確にして購入検討してください。

草刈り後の刈草の活用方法

刈った雑草をゴミとしてだしているご家庭をよく見かけます。
家庭菜園をされているのであれば刈った雑草も資源化できるので、是非、有効活用していただきたいと思います。
刈草の活用方法は2通りあります。

敷き草で土壌の保水

夏の盛りには、刈り草をそのまま作物の株回りに敷き草として敷いてあげます。

我が家で最も敷き草の恩恵にあずかっているのはサトイモです。サトイモの為に他所の草刈りまですることもあります。
サトイモはとっても水が好きな作物です。雨の多い年は葉もイモも大きく立派に育ちます。
刈り草をサトイモの畝全体に被せてあげれば土中の保水効果が期待できます。

梅雨入り前に土寄せを済ませて、その上から敷き草を被せてあげるのが良いようです。
当地長野では地温がなかなか上がらないため、初期成育が悪く、梅雨前の土寄せができません。
梅雨入り後、2日以上雨が降らない日を見計らって土寄せをしていきます。
その上に刈草をかけ、株が程よい大きさになったところでまた土寄せ、敷き草。
このパターン数回を繰り返します。

草刈り後の雑草は立派な資源 サトイモ畝のカバーとして

干して雑草堆肥

干してから畑にすき込むのも良い活用方法です。枯らしてから土にすき込んであげると土が柔らかくなります。
刈った直後にすき込むと根付いてしまい、また同じ草を刈る羽目になります。

刈った草を畑の隅に積んだり、畝間に敷きます。
数か月放っておくと、干からびてもろもろになってきます。
刈草を積み重ねるとき刈草の間や上に糠(ぬか)かボカシ肥を振りかけてあげると分解が早まり、良い堆肥になります。
次の作付けの耕耘時に、土に混ぜこんであげます。

草刈り時の注意

フローな状態(作業に集中して無我の状態)や道具の扱いに慣れてきた頃に事故は起きるものです。
鎌で草を刈るときは、必ず草を握る手は親指を上に向けて握ってください。
刃物の取扱いには十二分に注意して楽しい菜園ライフを送りましょう。