菜園模様 <枯れた。残った。ケールとビーツ栽培での学び>

2023/02/25の菜園模様

Posted by PLAO on Saturday, February 25, 2023

ひと月ぶりの菜園

1年で最も寒い時期を過ぎ越し、雪解けの中から緑の葉が見え始めています。
近々お客様が来る予定が入ったので何か地のモノでおもてなししたいと思い、ひと月以上足を向けなかった松代の菜園に行ってきました。
パースニップは無事に残っていました。甘くなっているはずなので、オイルをかけてローストしたいと思います。

長野の街の中から青木村に帰ってきたのが去年の10月。
菜園は相変わらず長野市(松代)に借りているので片道1時間~1.5時間かかります。
そろそろ青木村内で畑を借りる手続きをしないといけませんね。

松代は青木村より3~4℃気温が高いエリアです。
冬越しした白菜の新芽を収穫するのが楽しみで、2株だけ畑に残していたのですが、腐って萎びて無残な姿になっていました。
凍みて解けてを繰り返したからでしょうか。白菜にも可哀相なことをしました。残念です。

今冬の環境はそれほど厳しかったということですね。
白菜の一件もそうですが、他にもケール栽培とビーツ栽培で経験として学んだことがあります。来シーズンに活かしたいと思います。

今冬の学び

  • 長野のケールは夏までに播種
    寒さで黄色くなったケール

ケールの葉にはまだ緑が残っていますが、触感が固く、周囲が黄色に変色していました。
日常的にケールを食されている海外の方のブログを読むと、「葉が黄色くなるのは窒素が不足する為で、苦味を増すのであまり美味しくない。チップスにするのがいいよ。」と記載がありました。
帰宅後、恐る恐る生でかじってみました。
・・・。
いや、予想していたほど苦くありません。パセリのような苦味はありますが、キャベツのような甘みもあります。
シーザードレッシングのような濃い目のドレッシングならサラダでも美味しく頂けそうです。良かった!

春キャベツならぬ春ケールを狙って、秋播きで小苗で冬越させた畝は、霜で根が浮いてしまったせいか12本全てが枯れてしまいました。
長野のケール栽培は夏までに播種するのが良さそうですね。

春になると、冬越したケールからはスティックブロッコリーのような脇芽が生えます。
白菜の新芽ほどの甘みはありませんが、パスタの具材につかえます。
まだまだケールは楽しめます。

  • ビーツは春播き2シーズンの通し栽培で無駄なく収穫
    2シーズン通して栽培したビーツ

昨年、初めて栽培したビーツですが、冬越しでその良さを改めて感じました。
ビーツはほうれん草と同じヒユ科です。風味は、ほうれん草にもっと土の香りを上乗せしたようなワイルドさがあります。

春播きで育ちの悪かった株をそのまま置いておいたら、秋に再び葉が生え始め、冬には良いサイズ(形は少し歪だけど)になっていました。
ビーツはパースニップのように地中に潜り込まないなので肩が露出してしまいます。冬前に土寄せしてあげた方が良いかもしれません。

冬越ししたビーツは甘くなります。冬のほうれん草の根元の甘さと同じです。
ボイルもよいですが、ひょっとすると冬越しビーツはローストのほうが美味しいかもしれませんね。

今年の経験を活かして来年試してみたい作り方は、

  1. 春播きで多めのビーツを作る
  2. 形の良いものを夏に収穫(採種用の株以外)
  3. 貧弱なもの(と採種用)を冬まで残す
  4. 晩夏に一端枯れた上部が、秋にリフレッシュ
  5. 冬までに良いサイズに育つ
  6. 肩まで土寄せ
  7. 冬越ししたものを初春に収穫
  8. ビーツの採種

です。
手間いらずで通年楽しめそうです。

のらぼう菜の脇芽、ミニキャベツの収穫

のらぼう菜は密植気味で植えたせいか、ケールよりも綺麗な緑が残っています。
新芽が見え始めていますが、芯摘菜として楽しむにはあと数週間ほど必要でしょうか。

新芽が出始めたノラボウ菜

夏に定植したキャベツが「そろそろ収穫してよ」と声をかけてきたので収穫しました。
生育不良や芯食い虫の食害で分球したものをそのまま置いておいたものです。
外葉が厚みのある赤紫色になっていました。
齧ってみると、甘みはありますが、固い。。。
どぉするかぁ・・・・・。
半分は「かわい子ちゃん用」やね。
残り半分で、シュークルート作ってみるか。

生育の悪かったキャベツ、分球したキャベツ

一株だけサボイキャベツを植えたのですが、サボイキャベツは今の季節でも柔らかくて使いやすいです。
来シーズンはサボイキャベツ多めにつくろうかな。